よくあるご質問

FAQ

ソリッドモデルって一体何なのですか?また材質は?大きさはどれくらいですか?

当社で販売しているソリッドモデルは全て木製です。一部金属を利用している部分もありますが完全一体型(継ぎ目のない)模型です。(プロペラやヘリローターなどの可動部は別)使用している木材(材質)ですがフタバガキ科 Shorea 属 (Rubroshreaグループ) の広葉樹である米国での呼称「フィリピンマホガニー」を使用しています。この材質は比較的に硬い割に切削・加工が容易で加工後の狂いも小さいという利点があります。主に欧米では家具や木工製品に使用し特にソリッドモデルの製作に適しております。

パーツを組み合わせパテ埋めをして何度も研磨しながら組み立てて行くわけです。しかも5回もアンダーコートと3回のオーバーコートをかけ成型し外部塗装とマーキングをする手間暇は半端ではありません。しかも全て手作りです。(複雑なロゴなど一部デカールを使用する場合があります。)

なお透明キャノピーや計器板の再現も可能です。当然、金額が高くなり完成期間も長くかかってしまうのはご理解いただけると思います。(ギアダウンも追加料金で可能です。)個人的には実際の飛行機の質感、重量感、存在感を現仕様でも十分に再現していると考えています。現職の航空会社パイロットからも実機に非常に近いとコメントをいただきました。

モデルの大きさは製作スケールにもよりますが全長約40cm前後がほとんどでかなり大きな模型となります。ただ約20cmから約3.0mまで製作が可能です。

どうして製作に4ヶ月以上もかかるのですか?

3面図の起こしから成型し外部塗装とマーキングだけでも時間がかかるのは勿論のことですが木製が故に完全乾燥させなければいけないからです。また塗装の回数やマーキングの個所や内容も関係があります。更に雨天の場合や湿度が高い場合は塗装作業をいたしません。塗料が水分を含み成分が分離してしまい将来剥離の原因となってしまうからです。不完全な乾燥の場合はクラック(割れ)や塗装剥離の原因になります。完全な手作りのため長い製作期間は致し方ないこととご理解ください。完成途中でのモデラーとの画像のやりとりで私が絶対に納得せず何度も何度もやり直しをさせる場合もあります。その場合は期間がもっとかかることがあります。(笑)3面図通りかどうか、塗装・マーキングは指示通りになっているかどうかのチェックは非常に重要です。(複雑なロゴなど一部デカールを使用する場合があります。)

ただ完全と思われた製品でもクラック(割れ)や塗装剥離が発生する場合もあります。個体差が大きい製品のため展示環境によっても状況は千差万別です。特に温度差・湿度によって状態(破損・退色・変質)は大きく変わってきます。 


もしも購入後に破損したら?

当社では発送時に検品と商品完全保護とを行ってお送りしておりますので輸送上以外での破損は先ずありません。よくあるのは掃除清掃中に落としたとかガツンと当ててしまったとかが多いようです。また経年によるヒビや塗装の退色・変色もあります。当社でお買い上げでない製品であってもご遠慮なくご相談ください。

有料にはなりますが塗装も含めて必ず修復できますのでご安心ください。但し内容によっては再度、海外に送り修理・修復をする場合もあります。金額も最初から製作した方が安い場合もあります。(国内外往復の送料と修理代を考えれば)破損が軽微な場合は国内(当社)で修理できる場合もありますので先ずは画像をお送りください。最善の方法を考え提案させていただきます。

保管や展示での注意事項はありますか?

個体差が大きい製品のため展示環境によっても状況は千差万別です。特に温度差・湿度によって状態(破損・退色・変質)は大きく変わってきます。出荷時に何の問題もなかった製品が到着地との気候や湿度の変化で急にクラックが生じた場合もあります。

展示上での注意としては直射日光・直接照明は絶対に避けてください。また煙草を吸う部屋やキッチン近くでの展示は厳禁です。白い部分がヤニや油で黄色く変色します。ベンジン(シンナー・ラッカーは絶対不可)で取れる場合もありますがお奨めしません。 


日常の手入れは非常に簡単です。モップ式の科学雑巾で軽く埃を払うだけです。濡れた雑巾などでゴシゴシ拭いたりするのは絶対にご法度です。ただ経年による変色や退色は致し方ない部分がありますのでそれを避けるためにはガラスまたはアクリルケースの中での保管が一番安心・安全な方法です。50年経っても製作をした時のままで何の変化もない模型が数多くあります。別売りにはなりますが当社でもアクリルケース(展示ケース)を手配できますので是非ご利用ください。

どんな機種・どんな塗装のものでも製作可能なのですか?

3面図と塗装画像さえあれば製作できないものはないと言えます。膨大なデータを持っていることも当社の誇りです。ご遠慮なくお問い合わせください。スケール(大きさ)や機番・塗装・マーキングはご相談に応じます。(複雑なロゴなど一部デカールを使用する場合があります。)製作に関しての最大限の努力は惜しみません。お客様が完成品を手に取られた時に「へーッ」と言わせるのが私の使命です。

あまりにも要求が厳しすぎて現地モデラーと険悪な場面に遭遇することも日常茶飯事ですが完成の喜びと3面図の起こしから最終完成画像確認まで私が責任を持ってやっておりお客様に無事にお渡ししご満足いただいたその瞬間が私のやり甲斐の全てです。 


私はお一人で数多くのご購入は望んでおりません。誰しもこの機種、この機体だけはというものがおありでしょうからそれだけでも手にしていただきたいと思っています。 

オンラインショップ上での完成品(オーダーメイドでない)が売り切れの場合は再製作(再入荷)しないのですか?

僅か1機しか製作しなかったのにすぐに売り切れになってしまう場合があります。(この例の方が多いかもしれません。)ただ不思議なことにお客様のニーズの広さには驚くばかりで製作しても全く売れない機種もあります。ですから再製作(再入荷)するかしないかは思案のしどころです。貧乏な私に全ての機種の在庫を存分に持てと言われるのは非常に酷です(笑)

従いましてどうしても欲しい機種があって売り切れの場合はご連絡ください。すぐに再見積で製作いたします。
また、製作期間は最低4ヶ月は頂戴し+αのご希望がある場合は金額も変わる可能性がありますのでその点は予めご了承ください。

艦船や自動車・戦車などのソリッドモデルは製作しないのですか?

基本的に製作は可能ですし製作の実績もあります。ただ金額的にかなり高くなることと艦船の精密さは問題ないのですが自動車のタイヤ部分などの作りは飛行機・ヘリモデルなどに比べると細かい所で納得できないことが多く製作を躊躇しております。(本当は救急車や消防車も製作したいとも考えております。)

海上保安庁や海上自衛隊の艦船、ご自分がお乗りの自動車(特に外車)の製作依頼が以外に多いのにお断りしている状況です。(もったいない!)ただ、アメリカの軍艦や帆船・ヨットの製作は大歓迎でお受けいたします。

ソリッドモデルの購入者はどんな方ですか?

圧倒的に男性で決して安いものではありませんからある程度お金に余裕があり趣味にはお金を惜しまない方です。(一生懸命に貯金をして購入される方もいらっしゃいます。最近は女性も増えてきました。)年齢的には個人情報保護法の強化でお申し込み時でも詳細までは全て当社が把握できない部分がありますが、いただいたメールやお電話で推測するところ35〜70歳くらいの本当に航空機がお好きな方ばかりのようです。それは民間航空機や軍用機の何れが好きかなどジャンルが違う場合もありますし航空機全般がお好きの場合もあります。それと製品の内容に納得さえできれば金額には拘らないと多くの方によく言われます。

職業別では普通の会社員は勿論ですがメールのやりとりで知るところでは航空会社自体や現役航空会社・航空運航会社のパイロット、自家用機パイロット(単発・双発固定翼/ヘリコプター)、ヘリドクター、医師、救急救命士、航空整備士、客室乗務員、自衛隊員(パイロット)、警察航空隊員、消防・防災ヘリ関係者やそれに付帯する業務に携わる方などやはり航空機に関連する職業・業務の方が多いような気がするのですが地方自治体の関連部署やフライングスクール、インテリアディスプレイ会社からのご購入もあります。当然、定年退職後で航空機が趣味である裕福な方も多いと思われます。お金のやりくりの知恵さえ出せば必ず手に入れることができます。決して諦めないでください。先ずはお目当ての航空機を決め目標を立てて頑張ってください。


それと航空機モデルのコレクター(やはりダイキャスト製やレジン製が圧倒的ですがソリッドモデルに宗旨変えされた方もいます。)から色々と知らないことを教えてもらったりしています。その知識はプロにはプロのオタクにはオタクのすごい深さがあって大変、当社の為になっており品質の向上には多いに役立っています。 


また航空機・ヘリのメーカー様(複数社)防衛省・海上保安庁が直接当社に製作を依頼してこられることは当社製品の品質の高さと対応を認めていただけていると理解しており非常に光栄なことと誇りに思っています。

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